Logstorage Microsoft 365 連携パック Ver. 3.4.0 リリース

『 Logstorage Microsoft 365 連携パック Ver. 3.4.0 』に同梱されている各種連携パックのバージョンは以下の通りです。

 ・Logstorage Microsoft 365 連携パック(監査ログ) Ver. 3.2.0

 ・Logstorage Microsoft 365 連携パック(メッセージ追跡ログ) Ver. 2.1.0

この度、Logstorage Microsoft 365 連携パック(監査ログ) Ver. 3.2.0、Logstorage Microsoft 365 連携パック(メッセージ追跡ログ) Ver. 2.1.0をリリースいたしました。

【 Logstorage Microsoft 365 連携パック(監査ログ) Ver. 3.2.0 】

■ 修正・変更点:

▼ バージョンアップの作業用ディレクトリの変更

・バージョンアップ時のバックアップ先として OS のテンポラリディレクトリを用いていましたが、連携パックのインストール先を用いる様に変更しました。

    例)インストール先が C:\m365audit の場合
            バックアップ先は C:\m365audit_{バージョン}となります。

▼ 通信タイムアウトパラメータの追加

・サービスとの通信におけるタイムアウトパラメータ (connectionTimeout, socketTimeout)を追加しました。

・これに伴い、以前の設定値 timeout (新しい connectionTimeout に相当) は削除されました。

・設定値の詳細については、インストールマニュアル「C.1. collector.properties の設定」をご覧ください。

▼ ログ取得 API 対象期間パラメータの追加

・ログ取得 API の対象期間を変更する設定値 timeNext (既定値: 60分) を追加しました。

※通常は本設定値の変更は不要です。
設定値の詳細については、インストールマニュアル「C.1. collector.properties の設定」をご覧ください。

▼ バンドルモジュール・アップデート

・OpenJDK 11.0.18 (build 11.0.18+10) をバンドルしました。 (*1)

【 Logstorage Microsoft 365 連携パック(メッセージ追跡ログ) Ver. 2.1.0 】

■ 修正・変更点:

▼ 連携パック名称変更

・連携パック名称として用いていた Office 365 を Microsoft 365 に変更しました。

・本変更に伴う連携パック提供物および実行環境の名称は以下となります。

※なお、旧バージョンからバージョンアップした場合には、設定テンプレートを除き実行環境の名称は従来のまま変わりません。

– パッケージ zip ファイル名
旧: office365option_pack_release_2.0.0.zip
新: Logstorage_M365_MessageTraceLog_pack_release_2.1.0.zip

– マニュアルファイル名
旧: Office365option_pack_install-PDT-L679-200-03.pdf
新: Logstorage_M365_MessageTraceLog_pack-PDT-L679-210-01.pdf

– 設定テンプレートのフォルダ名、各種条件名
旧: Office 365 ~
新: Microsoft 365 ~

– パッケージ展開ディレクトリ名、インストールディレクトリ名
旧: office365option
新: m365msgtrace

– タスクスケジューラ―登録名
旧: Office 365 Message Trace
新: Logstorage Microsoft 365 MessageTraceLog Collector

– Microsoft 365 アプリ登録名
旧: Logstorage Office 365 MessageTraceLog Collector
新: Logstorage Microsoft 365 MessageTraceLog Collector

▼ 詳細情報ステータスフィルターの設定方法変更

・メッセージトレースの詳細情報を取得する際のステータスフィルター(設定項目名: filter)の設定方法を、数字からステータス名称に変更しました。

例)Failed と Quarantined を指定する場合
従来: filter = 2, 7
変更後: filter = Failed, Quarantined

▼ エラー処理と動作ログ出力の改善

・サマリ情報および詳細情報の取得処理中にエラーが発生した場合、その時点で取得処理を中断してコレクターを終了する動作に変更しました。

・ログ収集モジュール起動時にバージョン情報の出力を追加しました。以下の様な動作ログが出力されます。

INFO  [main] c.l.m.c.LogCollectMain (LogCollectMain.java:101) – Logstorage Microsoft 365 MessageTraceLog Pack Ver. 2.1.0

・発生したエラーに対して原因が分かりずらい動作ログの出力内容を見直しました。

・1回の処理中エラーに対して動作ログに多数の ERROR が出力されることを抑制しました。

▼ 動作ログ出力設定ファイルの項目をバージョンアップで引き継ぐ

・バージョンアップの際に、以下の動作ログ出力設定ファイル (collector/conf/logback.xml) の項目の内容を引き継ぐようにしました。

 - rollingPolicy の fileNamePattern

▼ バンドルモジュール・アップデート

・OpenJDK 11.0.17+8 (build 11.0.17+8) をバンドルしました (*1) 。

 - 本バージョンより、TLS の ECDH 系の暗号化方式を有効化しました。

(*1) 下記のコミュニティが提供するソフトウェアを指します。

Eclipse Adoptium (https://adoptium.net)

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