システム概要
ELC Analytics(イー・エル・シー・アナリティクス)は、サーバのアクセスログを、収集・保管・分析するサーバログ管理ツールです。
収集
ELC Analyticsは、サーバのログ管理に特化した製品です。システム環境やログの特性に合わせ、複数の収集方式を組合わせることができます。
収集先 | 収集方法 |
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ファイルレシーバ | Logstorage ELCが、ログを定期収集、ファイルレシーバが、ファイル共有されたログを定期受信 |
収集ログ例
コレクタ名 | 収集方式 |
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Windowsイベント(Win32Api) | WindowsOSが出力するイベントログを、リモートからWin32Api経由で収集します。 アーカイブされたイベントログを収集することはできません。 |
Windowsイベント | WindowsOSが出力するイベントログ(evt及びevtxファイル)を取得し、共有フォルダを介して収集します。 アーカイブされたイベントログも収集することが可能です。 |
VMware | VMwareの各種製品群のログをvSphere Web Services SDKを介して収集します。 |
NetAppイベント(クラスタモード) | NetAppサーバ(クラスタモード)のファイルアクセスに関する監査ログを収集します。 SSHによるリモートアクセスで必要な情報を取得し、CIFS経由で収集します。 |
EMCイベント | EMC Unity/VNXのアーカイブされたCIFS監査ログを共有アクセス経由で収集します。 |
Unixコマンド | Unix 系 OS のコマンド(last、scp など)の実行結果をログとして、SSHによるリモートアクセス経由で収集します。 |
保管
ELC Analyticsは、Logstorage同様、収集したログを最大1/10に圧縮し、堅固なAESやBlowfish等の暗号化方式で、安全に保管することができます。
機能 | 概要 |
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ログ圧縮保管機能 | Logstorageは、収集したログを最大で10分の1に圧縮して保管します。 ログ保管に用いるストレージのコストを大幅にカットできます。 |
ログ暗号化機能 | Logstorageは、AESやBlowfishなどの暗号方式を用い、 収集したログを暗号化して保管する事が可能です。 |
ログの改ざん検出機能 | Logstorageは、収集したログデータに対するハッシュ値を管理しており、 これを用いる事でログが改ざんされている、或いは改ざんされていない事の証明が可能です。 |
ログのアーカイブ機能 | Logstorageは、一定期間を超えたログデータをアーカイブできます。 OSのスケジューラー等に登録することで自動的にアーカイブが可能です。 |
ログフォーマット定義機能 | ログフォーマット定義機能は、Logstorageで収集したログの項目に対して、 意味付け・タグ付けを行う機能です。 |
グループ・ユーザ管理機能 | グループ・ユーザ管理機能は、グループ・ユーザ単位に、利用できる機能や、 アクセスできるログについて権限設定ができる機能です。 |
マスタ連携機能 | マスタ連携機能は、ログ収集時に、ログとマスタ情報との紐づけを行うことで、 ログに含まれない情報を付加できる機能です。 |
ログフォーマット自動解析機能 | ログフォーマット自動解析機能は、レシーバがログを受信した段階で自動的にログフォーマットを解析し、 アプリケーション、アクション、メッセージパラメータとして自動登録する機能です。 |
分析
ELC Analyticsでは多様な分析方法を用意しています。分析イメージは各ページからご確認いただけます。