Logstorage Ver. 10.1.0 リリース

■ 新機能

▼ インサイト・ボードのデータビジュアライズ機能強化

・インサイト・ボードのデータビジュアライズを強化する以下の機能が追加されました。
 - データの軸毎、軸の項目毎の色設定
 - グラフへの以下の表示機能の追加とそれらの有効無効の切り替え
   * 表示項目が多数ある場合の複数項目の集約表示* タイムスタンプグラフの日曜日の強調表示
   * 各項目のデータ値表示
   * データ値の平均値表示
   * データ値の中央値表示
 - タイムシフト比較の表示、操作UIに統一的なデザインの適用による操作性の改善
 - カードのタイトル、コメントの設定・編集
 - ミニマップでの分析期間、タイムシフト期間のインジケータ表示

・インサイト・ボード画面の詳細については「Logstorageユーザマニュアル」を参照してください。

▼ インサイト・ボードの保存機能強化

・インサイト・ボード保存の対象として、これまでの対象に加え、以下が新たに保存可能となりました。
 - 分析期間
   * 分析期間については、保存の対象とするか否かを個別に選択可能です。
 - 分析条件(フィルター、積み上げ、ハイライト、ドリルダウン、ドリルアップ)
 - タイムシフト比較
 - インサイト・ボードのデータビジュアライズ機能強化で追加された諸機能の設定

▼ 空のレポートのメール通知スキップ機能

・レポートの出力内容が無い場合に、メールによる通知をスキップするオプションを追加しました。

・レポート作成履歴画面のリストに通知結果(成功、失敗、スキップ)を表示するカラムを追加しました。

・同機能の詳細については「Logstorageユーザマニュアル」を参照してください。

▼ Agent設定画面に設定ファイルバージョン「5.0」追加

・Agent設定画面に、Logstorage Agent Ver. 8.0.0 向けの設定ファイルバージョン「5.0」を追加しました。

・設定項目については、「Logstorage Agent 画面・設定ガイド」をご参照ください。

▼ バンドルJDKのバージョンアップ

・バンドルされているJava Development Kitを下記にバージョンアップしました。
 - OpenJDK 17.0.13 (build 17.0.13+11) *1
 - 本バージョン以後、本ソフトウェアで利用するJDKバージョンはJava17となります。

・SBT for WindowsEvent のサーバモジュールをご利用の場合、SBT for Windows Event Ver. 1.10.0 にバージョンアップください。

■ 修正・変更点

▼ バンドルTomcatのバージョンアップ

・バンドルされているApache Tomcatを下記にバージョンアップしました。
 - Apache Tomcat 9.0.91

▼ Agent設定画面の監視定義IDの設定方法を変更

・Agent設定画面の監視定義IDの設定方法を変更しました。
 - チェックボックス「監視定義IDを指定する」を廃止し、テキストボックス「監視定義ID」を予め表示するように変更しました。
 - テキストボックス「監視定義ID」には、初期値として連番が振られますが、任意の文字列を設定することもできます。
 - 本変更は、すべての設定ファイルバージョンに適用されます。

▼ 管理データベースの検知履歴のストレージ再利用性向上

・運用の中で検知履歴の保存と削除が繰り返される状況で、削除により空いた領域を効率的に再度保存に利用することで、検知履歴データのストレージ利用効率が向上しました。

・旧バージョンからバージョンアップの場合はバージョンアップ後に管理データベースの最適化手順を実施することで本変更が有効になります。
 - 管理データベース最適化手順については「バージョンアップ手順書」を参照してください。

・また本修正に伴い、検知履歴データサイズ上限が64GB未満の環境の場合、上限が64GBに変更されます。
 - この上限設定は記録できるデータサイズの上限となり、占有するストレージのサイズの上限ではありません。
 - 本変更はVer. 7.0.0 のリリース時に行われた内容と同等ですが、Ver. 7.0.0 リリース時では新規インストール時のみに適応されており、本バージョンより、バージョンアップの場合にも適用されます。

▼ サポートプラットフォーム変更

・Red Hat Enterprise Linux 6 が動作プラットフォームから除外されました。

■ 本バージョンで修正された不具合

▼ LogGateグループ設定変更後の連続したLogGate設定変更時に設定の巻き戻りが発生する問題

▼ 0 byte のレポートを圧縮した添付ファイルとしてメール通知すると後続のレポートが処理されない問題

▼ Agent設定画面の送信プロトコル[Syslog/UDP]選択時に再送有効が表示されていた問題

[*1]Eclipse Adoptiumコミュニティが提供する下記ソフトウェアを指します。 Java SE Development Kit(JDK)

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