Logstorage Google Workspace 連携パック Ver. 2.0.0 リリース

■ 新機能

▼ Google Workspace 監査ログ収集の新サービス対応

・Google Workspace の以下の監査ログ収集に対応しました。
 - Google Calendar
 - Google Chat
 - Google Meet
 - Chrome
 - Google Classroom

▼ バージョンアップ対応

・当連携パックバージョン 1.0.0 以降から最新バージョンまでバージョンアップが行えるようになりました。
・本バージョンよりバージョンアップ用のスクリプト (versionup.bat(sh)) が提供されます。

▼ 認証情報ファイルの配置場所の変更

・認証情報ファイル (credentials.json) の既定の配置場所を %LOGST_GWS_HOME%/auth に変更しました。
・配置場所はパラメータ (credential_file) で任意の場所に変更することが可能です。
※詳細はインストールマニュアル「C.1. collector.xml の設定」をご覧ください。

▼ Logstorage ライセンスチェック機能

・連携パックの実行時に Logstorage ライセンスの有効期限のチェックを行う様になりました。
・Logstorage ライセンスは $LOGST_HOME/conf/licensekey ファイルを参照します。コンソールサーバーと LogGate が別筐体の場合は、コンソールサーバーの該当ファイルを LogGateサーバーにコピーしてください。
・Logstorage ライセンスの配置場所を指定するパラメータ(license_key_file)を追加しました。
※詳細はインストールマニュアル「第6章 Google Workspace ログ収集設定」をご覧ください。

▼ 出力のログ長上限チェック

・連携パックが出力するログの長さに制限を設け、制限を超えた場合には該当のログを output ディレクトリへ出力せず、専用の illegal ファイルに出力する様になりました。
・連携パックが出力するログの長さを設定するパラメータ(log_length_limit)を追加しました。
・ログの長さ制限を超過したログを出力するファイルを設定するパラメータ(illegal_log_directory)を追加しました。
※詳細はインストールマニュアル「C.1. collector.xml の設定」をご覧ください。

▼ 対応プラットフォーム追加

・Red Hat Enterprise Linux 10 に対応しました。

■ 修正・変更点

▼ ログフォーマット定義・各種テンプレート条件の更新

・設定テンプレートに以下の変更を行いました。
 - ログフォーマット定義に新しいアクションを追加
 - Google Workspace 監査ログ収集の新サービス対応に伴う変更

▼ 複数テナントでの利用方法改善

・複数テナントからログ収集を行う際の設定、コレクターの起動方法を変更しました。
・設定ファイルを collector.properties から collector.xml に変更しました。
・起動スクリプトの -c オプションを廃止し、-p オプションで設定ファイル、-lオプションで識別名を指定することになりました。
・conf ディレクトリ以下にあったパーシストファイルをワークディレクトリ以下に移動しました。
ワークディレクトリは設定ファイルの <work_directory> で指定します。
※詳細はインストールマニュアル「付録D. 設定ファイル・workディレクトリの配置場所の変更」をご覧ください。

▼ 起動スクリプトの実行ディレクトリの統一

・Windows と Linux の起動スクリプトの実行ディレクトリを %LOGST_GWS_HOME%\collector に統一しました。
・なお旧バージョンからバージョンアップをする場合、バージョンアップ後にインストールマニュアル 「F.2. cron の登録」を参考に crontab の設定内容を再設定してください。

▼ エラー処理と動作ログ出力の改善

・ログ収集モジュール起動時にバージョン情報の出力を追加しました。以下の様な動作ログが出力されます。

INFO [main] c.l.g.c.LogCollectMain (LogCollectMain.java:83) – Logstorage Google Workspace Pack Ver. 2.0.0

・ログ収集モジュール実行中にエラーが発生した際の終了コードを 1 に統一しました。
・発生したエラーに対して原因が分かりづらい動作ログの出力内容を見直しました。

▼ ログ遅延考慮時間パラメータの追加

・ログ遅延考慮時間は特定サービスのみに設定されていましたが、任意のサービスに対して設定が可能になりました。
・ログ遅延考慮時間を設定するパラメータ(time_lag)を追加しました。
※詳細はインストールマニュアル「C.1. collector.xml の設定」をご覧ください。

▼ 通信タイムアウトパラメータの追加

・Google サービスとの通信におけるタイムアウトパラメータ (connection_timeout,socket_timeout) を追加しました。
・※詳細はインストールマニュアル「C.1. collector.xml の設定」をご覧ください。

▼ ログ取得 API 対象期間パラメータの追加

・ログ取得 API の対象期間を変更する設定値 time_next (既定値: 1,440 分)を追加しました。
※通常は本設定値の変更は不要です。
詳細はインストールマニュアル「C.1. collector.xml の設定」をご覧ください。

▼ バンドル JDK のバージョンアップ

・バンドルされている Java Development Kit を下記にバージョンアップしました。
 - OpenJDK 17.0.17 (build 17.0.17+10) *1
 - 本バージョン以後、本ソフトウェアで利用する JDK バージョンは Java17 となります。

■ 本バージョンで修正された不具合

▼「前回のログ収集日時~ 1 秒間」に生成されたログが欠損する問題

▼ 設定ファイルの値に UNC パスを設定すると先頭の ¥¥¥ として扱われる問題

▼ HTTPS 通信エラーの一部がリトライされずにエラーとなる問題

▼ バージョンやヘルプを表示するとエラーになる問題

[*1] Eclipse Adoptium コミュニティが提供する下記ソフトウェアを指します。
Java SE Development Kit(JDK)

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