■ 新機能
▼ ログのサイズ上限の拡張対応
・Logstorage Ver. 11.0.0 で対応した収集可能なログのサイズ拡張に対するAgent側の対応となります。
・Agentは送信先のLogstorageの収集可能なログのサイズの上限値に従って、ログの分割またはサイズ超過部分の切り捨てをおこないます。
▼ 分割されたログを関連付ける識別子の付与
・分割されたログのメッセージの末尾に識別子(logKey)と番号(logIndex)を付与します。
- 識別子(logKey)は同じログから分割されたログと判断するための文字列です。
- 番号(logIndex)は同じ識別子(logKey)の何番目の分割されたログか判断するための数値です。
・ログフォーマット自動解析を適用するログでは、識別子(logKey)と番号(logIndex)はメッセージの末尾に付与されず、メッセージパラメータとして付与されます。
■ 修正・変更点
▼ 同梱するJDKのバージョンアップ
・バンドルされているJava Development Kitを下記にバージョンアップしました。
- OpenJDK 17.0.17 (build 17.0.17+10) *1
- バージョンアップに伴い、Windows Sever 2025へのインストールの際に実施していたJDKの更新は不要となりました。
▼ ログフォーマット自動解析を適用するログにサイズ超過ログの設定を適
用する対応
・ログフォーマット自動解析を適用するログのサイズが上限を超過した場合に、通常のログと同様にサイズ超過ログの設定に従ってLogGateにログが取り込まれるように動作を修正しました。
・ログのサイズが上限を超過した場合、自動解析は適用されずに収集されます。
・対応前の動作では、LogGate側でillegal.log に出力され、ログは収集されませんでした。
▼ ソフトウェア要件・ログ収集対象の追加
・以下をソフトウェア要件、及びログ収集対象に追加しました。
- Red Hat Enterprise Linux 10
▼ ソフトウェア要件・ログ収集対象の除外
・本バージョンから、以下をソフトウェア要件、及びログ収集対象より除外しました。
- Windows 10
・Windows 10 のサポート終了に伴い、Windows 32bit OS 向けパッケージの提供を終了します。
■ 本バージョンで修正された不具合
▼ Windows環境でAgentのインストール先のパスに空白が含まれているとバッチ収集が失敗する問題
▼ 接続先をプライマリLogGateにリセットできない問題
▼ リカバリ情報同期タイムアウトを「タイムアウトしない」に設定するとバッチ収集が起動エラーとなる問題
▼ ログフォーマット自動解析を適用するログに対して不正文字を含むログを「送信しない」に設定していても送信される問題
[*1] Eclipse Adoptium コミュニティが提供する下記ソフトウェアを指します。Java SE Development Kit(JDK)





