AWSログとは?収集・保管・分析の基本

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活用事例

AWSログとは?

AWSログは、Amazon Web Services(AWS)上で発生するイベントやアクションの詳細な記録データのことです。 AWSサービスは、リソースの作成や変更、アクセスの試行、エラーの発生など、さまざまなイベントを生成します。これらのログは、セキュリティ、監査、トラブルシューティング、パフォーマンスの監視などの目的で活用されます。 AWSログは、AWS Management Console、API呼び出し、CLI、各サービスのコンソールなどからアクセスできます。

AWSログを収集・保管するメリット

AWSログを収集・保管することには以下のようなメリットがあります。

セキュリティと監査: AWSログには、アカウント内のイベントやアクションの詳細な情報が含まれています。ログを収集し保管することで、セキュリティインシデントや不正アクティビティの検出やトラブルシューティングが容易になります。また、ログはセキュリティ監査や規制要件の遵守に役立ちます。

パフォーマンスの監視とトラブルシューティング: AWSログには、リソースのパフォーマンスやエラーの情報が含まれています。ログを収集し保管することで、リソースの監視やパフォーマンスの問題の特定、障害のトラブルシューティングが可能となります。

リソースの最適化: AWSログを分析することで、リソースの使用状況やパターンを把握できます。これにより、リソースの最適化やコスト削減のための洞察を得ることができます。

データ駆動型の意思決定: AWSログには、アカウント内の活動やパフォーマンスに関する豊富なデータが含まれています。これに基づいて分析を行うことで、データ駆動型の意思決定やビジネスインテリジェンスに活用することができます。

合規性と規制要件の遵守: AWSログは、規制やコンプライアンス要件(例: PCI DSS、HIPAAなど)を満たすための監査トレイルとして活用できます。ログの収集と保管により、アカウント内のアクションやイベントに関する監査が可能となります。

AWSログの収集・保管は、セキュリティと監査、パフォーマンスの監視とトラブルシューティング、リソース最適化、データ駆動型の意思決定、合規性と規制要件の遵守など、さまざまな目的で活用されます。 これにより、アカウントのセキュリティ強化、リソースの最適化、ビジネス上の意思決定の基盤の構築などが可能となります。

AWSログを収集・保存する方法

AWSログを収集・保存する方法は以下の通りです。なお、AWSログの収集・保存方法は、ログの種類によって異なります。

以下に一般的な手順を示しますが、具体的なログの種類によって手順が異なる場合がありますので、ログの種類に応じたAWSサービスのドキュメントも参照してください。

手順
1.AWS Management Consoleにログインします。
2.サービスメニューからログの種類に応じたAWSサービス(例: CloudTrail、CloudWatch Logs)を選択します。
3.必要に応じて、AWSサービスの設定を構成します。設定の詳細は、各AWSサービスのドキュメントを参照してください。
4.ログを保存する場所を指定します。一般的には、Amazon S3バケットを使用してログを保存します。
5.必要に応じて、ログのフィルタリングやアクセスコントロールの設定を行います。
6.設定を保存または適用します。

具体的な手順は、ログの種類と対応するAWSサービスに依存します。各AWSサービスのドキュメントには、詳細な手順や設定オプションが提供されていますので、それらを参考にしてください。

ログ管理の主な課題

ログ管理の主な課題
・膨大なログファイルによるストレージの圧迫
・管理体制によっては、簡単にログの改ざんや削除が可能
・ログが分散しており、統計処理や分析に多くの工数がかかる

自身でログを収集する場合、ログの保管先にアクセスしてファイルをダウンロードするという作業を都度行う必要があります。利用するサーバやシステムの数が増えるにつれてログファイルの量が増えるため、システム状況によってはログの収集に膨大な工数がかかるケースもあります。他にも保管や分析に関する問題も多く存在します。

上記の課題を解決するためのソリューションとして、統合ログ管理システムが挙げられます。

統合ログ管理システム「Logstorage」

Logstorageは、サーバやネットワーク機器など、企業内の情報システムから出力される大量のログデータを迅速・確実に収集し、安全に保管する純国産システムです。
2002年の販売開始以来、ログデータの収集・保管や分析・アラート出力を可能にする製品として、内部統制・情報漏洩・情報セキュリティ対策・システム障害対策・監査要件対応などの目的に応え続け、先進企業や官公庁など5,500社を超える導入実績をもち、統合ログ分野のデファクトスタンダードとなっている製品です。

Logstorageの特長

【収集】テキスト形式で出力されるログは、すべて収集可能です。別途syslogサーバも不要です。
【保管】最大1/10に圧縮し、暗号化することで安全に保管できます。改ざんされた場合の検知も可能です。
【検知】システムの異常や不正処理をリアルタイムに捉え、シナリオに基づいてアラートの出力が可能です。
【分析】グラフィカルなUIで、クリック操作で直感的に、検索・集計・レポート操作が可能です。

Logstorageを用いることで、ITシステムに散らばるログを一元管理できるようになります。主な機能としては、ログを定期的に自動で収集する機能、ログを暗号化して安全に保持できる機能、ログを長期保持するためのアーカイブ機能、システムを横断してログを検索できる機能、レポートを定期的に出力する機能などが挙げられます。他にも、ログを管理する上で欠かせない機能が充実しています。

なお「Logstorage対応パックfor AWS」というオプション製品も提供しています。

Logstorage対応パック for AWSの特徴
・サービス毎に専用のログ収集モジュールを提供
・ログをセキュアに長期保管できる
・特定のログを簡単に参照できる
・AWS Configスナップショットレポートで、システム構成図を確認できる

ユーザー様からは「ログの検索に最大2~3時間かけていたが、導入後は10分で検索できるようになった」、「システム構成図が便利」などの声をいただいております。

詳細は以下ページをご確認ください。
>>Logstorage AWS アライアンス版・対応パックの詳細はこちら
>>Logstorage製品ページはこちら

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