インフォサイエンス株式会社(所在地:東京都港区、代表:宮紀雄、以下当社)は、2024年12月16日にLogstorage Ver. 10.1.0 を出荷開始いたしました。Logstorage Ver. 10.1.0 では、インサイト機能のデータビジュアライズ及び、保存機能を強化いたしました。また、お客様からのご要望にお応えし、レポート機能の強化にも対応いたしました。
1. インサイト機能のビジュアライズ及び、保存機能の強化
インサイト機能はログの統計結果をダッシュボードから確認し、直感的にログを分析できる便利な機能です。今回のバージョンアップは、インサイト・ボードのビジュアライズを強化、保存機能の強化です。
● インサイト・ボードのビジュアライズ強化
インサイト・ボードのビジュアライズ強化では、色分けによる視認性の向上、表示項目の追加による管理性の向上の二点を行っています。
色分けによる視認性の向上に関しては、従来のバージョンでも、項目ごとに色分けはされておりましたが、自動での配色だったため、重要な情報が目立たない色で配色されることがありました。本バージョンでは、ご自身で色設定できるようになり、「たった1回の内部不正アクセスによる、情報漏洩の痕跡」や「気付きにくい箇所からひっそりと攻撃するサプライチェーン攻撃の痕跡」など、データ量は少ないものの、本来注目すべき項目を目立たせることが可能になりました。その他、異なる期間のデータを表示できるタイムシフト比較機能においては、日曜日を赤く表示することで、曜日のインターバルを一目で把握できるようになっています。
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表示項目の追加に関しては、表示期間のインジケータの追加や、データの平均値や中央値、データ値など、表示項目を増やすことによって、管理性の向上に努めました。
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● インサイト・ボードの保存機能の強化
インサイト・ボードでは、日々のログ分析をサポートするために、分析条件を保存することができます。この機能の強化により、さらに細かい分析条件を保存できるようになりました。追加された保存対象は以下の4つです。
– 分析期間
– 分析条件(フィルター、積み上げ、ハイライト、ドリルダウン、ドリルアップ)
– タイムシフト比較
– ビジュアライズ強化で追加された諸機能の設定
例えば、フォレンジック対応など長期間作業をする中で、次の日も同じ条件を呼び出したりする場合、分析期間が保存できることによって、迅速なログ分析をすることが可能になります。
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2. レポート機能の強化
レポート機能の強化についてです。
レポート機能とは、Logstorageが定期的に検索結果や集計結果をレポート形式で出力する機能です。これまでのバージョンでは、レポートのメール通知設定で、ログの出力結果がない場合でも通知が行われていましたが、今回のバージョンアップにより「ログの出力結果がない場合は、メールによる通知をしない」設定が可能になりました。これにより、レポートを確認する頻度を減らすなど、管理工数の削減ができるようになりました。
また従来通り、ログの出力結果がない場合でも、メール通知をすることも可能ですので、本機能のご利用はお客様の用途に合わせて設定いただけます。
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各バージョンアップ内容の詳細はアップデート情報のお知らせをご確認ください。