■新機能:
▼ Amazon S3 オブジェクトの取得に対応
・Amazon S3 に格納されている任意オブジェクトの取得に対応しました。取得したオブジェクトは固有の取り込み方式を設定してLogstorage へ取り込むことができます。
▼ Amazon RDS 新しいエンジンバージョンのサポート
・Amazon RDS for Oracle のバージョン 19c に対応しました。
・Amazon RDS for PostgreSQL のバージョン 12 および 13 に対応しました。
・Amazon Aurora PostgreSQL のバージョン 12 に対応しました。
▼Amazon RDS の VPC エンドポイントサポート
・Amazon RDS の VPC エンドポイントの利用が可能となりました。
※AWS サービス側の対応によるもので、Logstorage 対応パック for AWS Ver. 2.6.1 以降であれば利用可能です。
■修正・変更点:
▼AWS Config リソース関係情報の変更対応
・今後実施予定の AWS Config のリソース関係情報の変更(間接関係情報の削除)に対応しました。
・AWS Config のリソース関係情報の変更の詳細は、下記URLをご覧ください。
https://docs.aws.amazon.com/config/latest/developerguide/faq.html
・AWS Config のリソース関係情報の変更により AWS Config スナップショットレポートの出力内容に影響がありましたが、本対応により従来と同様のレポートを出力できます。
※Logstorage 対応パック for AWS Ver. 3.0.0 より前のバージョンを使用している場合は、一部のリソースの関係性がレポートに図示されないという事象が生じます。
・本対応に伴う AWS Config の現行仕様でのレポート動作に影響はございません。従来通りにレポートを作成することができます。
・AWS Config のリソース関係情報の変更が延期されており、リリース時点では、AWS Config のリソース関係情報の変更は実施されておりません。
本件における最新情報は、弊社 HP の下記 URL をご覧ください。
https://logstorage.com/2021/12/24/13087/
▼Amazon CloudWatch Logs コレクタのログ収集停止事象に対する対応
・2021年12月08日付で弊社 Web サイトの「Logstorage Cloud Solutions サポート情報」に記載した下記の事象に対する対応として、Amazon CloudWatch Logs の最新の API 仕様に追従する修正を行ないました。
Logstorage対応パック for AWS / Amazon CloudWatch Logs コレクタのログ収集が停止する事象について【2021/12/08更新】
https://logstorage.com/2021/12/08/11943/
※最新の API 仕様の追従により、コレクタのタスク実行間隔に 24 時間未満の制約が生じます。インストールマニュアル「Q.2. AWS CloudWatch Logs ログ収集モジュールの実行間隔(制約)」に記載されている制約内容をご確認の上、運用スケジュールならびにタスク登録の変更を行って下さい。
▼Logstorage ファイルレシーバ取り込み方式の JsonHandler への移行
・Logstorage ファイルレシーバの取り込み方式を JsonHandler に切り替えました。
【対象サービス】
AWS Config
AWS CloudTrail
・また、これに伴いログフォーマット定義・各種テンプレート条件が更新されました。
大きな変更内容について以下に示します。
- AWS Config のアプリケーション定義を 2 つに分けました。
【変更前】
AWS Config
【変更後】
AWS Config History – SNS トピックの通知を利用してログを取得した場合
AWS Config File – S3 のイベント通知を利用してログを取得した場合
▼0 バイトの Amazon ELB アクセスログ対応
・Amazon ELB がごく稀に 0 バイトのアクセスログを記録してしまう事例に対し、当該アクセスログを読み飛ばして処理を継続可能としました。当該アクセスログは以降は参照されません。
・従来の動作では、当該アクセスログが削除されるか SQS キューのメッセージ保存期間が経過するまで、以下の様なエラーが繰り返し出力されていました。
——————————————————————————-
2020-11-17 10:50:12,475 ERROR [main] c.l.a.c.s.s.S3Helper (S3Helper.java:152) –
Encountered error when downloading log file…
java.io.EOFException: null
——————————————————————————-
▼ S3 ログバックアップ機能の一時ファイル出力先変更
・S3 ログバックアップ機能(s3archive スクリプト)が使用する一時ファイルの出力先を、-d オプションで指定した収集ログアーカイブ先に変更しました。
・変更前はスクリプトの実行ディレクトリを使用していたため、Windowsのタスクスケジューラから実行した場合は C:WindowsSystem32、Linux の cron から実行した場合はルート(/)に出力されていました。
▼収集モジュールの動作条件変更
・収集モジュール実行の際に、環境変数 LOGST_HOME が不要となりました。
▼設定テンプレート更新
・設定テンプレートに以下の変更を行いました。
- 各種条件の期間指定を 2022 年に変更
- Billing
- コスト配分タグに対応するメッセージパラメータ(resourceTags/user:XXX および ユーザータグ/オーナー)および、タグ定義(ユーザータグ/オーナー)を削除
- 集計条件「AWS Cost And Usageユーザタグで集計(サンプル)」を削除
▼バンドルモジュール・アップデート
・OpenJDK 11.0.13 (build 11.0.13+8) をバンドルしました(*1)。
(*1)下記のコミュニティが提供するソフトウェアを指します。
AdoptOpenJDK Community(https://adoptopenjdk.net)