・従来、正規表現を用いてログファイルの監視設定を定義することが可能でしたが、本バージョンより正規表現を用いず、監視設定専用のメタ文字でこれを定義することが可能となりました。
・ログファイルが格納されるパスや、ログファイル名に日付や世代番号が付与されていた場合に、これを自動的に追跡し、ログ収集をする必要がありますが、メタ文字により従来より簡単に監視定義が可能となります。
・また、これまで設定が行えなかったサブディレクトリが動的に作成され、ファイルローテートするパターンの監視も本機能で実現可能となりました。・例– 日付でログファイルがローテートする場合(メタ文字:{date})/var/log/messages[-{date}]
– ローテート時、日付フォルダにログが格納され、且つ同日内は世代番号でファイルローテートする場合(メタ文字:{date}、{ordinal})/var/log/{date}/app.log[.{ordinal}]
・その他、可能な設定パターンについての詳細はマニュアルをご覧ください。
・OpenJDK 11.0.14.1(build 11.0.14.1+1) を同梱しました(*1)。
・これまでJava8を同梱したOracle Solaris向けのAgentパッケージを提供してまいり ましたが、本バージョンより提供中止となりました。
・SolarisにおけるAgentの動作につきましては、本バージョン以降、Java非同梱版に て正式サポートを継続します。
・Linux版において、管理プロセス、収集プロセスそれぞれにデフォルトヒープサイズを指定するようにしました(Windows版と同値)。
・管理プロセス – -Xms 16MB – -Xmx 64MB
・収集プロセス – -Xms 256MB – -Xmx 256MB
・HP-UXでAgentを稼動させる場合に、サービスからのプロセス起動・停止に対応できるよう、起動スクリプトを修正しました。
・サービス登録の方法については、マニュアルをご覧ください。
・AgentとLogGate間のLLTP通信において、LogGateからの応答を待つタイムアウト値を調整しました。
・サーバに対するポーリングはリクエスト発行日時を起点としてポーリング間隔を経た後、次回ポーリングを実施する挙動でしたが、
本バージョンより、サーバからポーリングに対するレスポンスがAgentに届いた日時を起点として、ポーリング間隔を経た後に次回ポーリングを実施するよう変更しました。
・この変更は、サーバ側がメンテナンス等で停止し、しばらくした後に起動した際にサーバCPU使用率が高くなる事象を緩和することを目的としたものです。
(∗1) 下記のコミュニティが提供するソフトウェアを指します。