Logstorage Box 連携パック Ver. 2.2.0 リリース

■ 新機能:

▼ Logstorage ライセンスチェック機能

・連携パックの実行時に Logstorage ライセンスの有効期限のチェックを行う様になりました。
・Logstorage ライセンスは $LOGST_HOME/conf/licensekey ファイルを参照します。コンソールサーバーと LogGate が別筐体の場合は、コンソールサーバーの該当ファイルを LogGateサーバーにコピーしてください。
・詳細はインストールマニュアル「第6章 Box ログ収集設定」をご覧ください。

▼ output 出力のログ長上限チェック

・連携パックが出力するログの長さに制限を設け、制限を超えた場合には該当のログを output ディレクトリへ出力せず、専用の illegal ファイルに出力します。
・ログの長さ制限の既定値は、Logstorage が扱えるログメッセージの最大長である32,767 バイトです。
・詳細はインストールマニュアル「C.1. collector.properties の設定」をご覧ください。

■ 修正・変更点:

▼ 冗長構成等での利用方法改善

・ログ収集を行う際の設定、コレクターの起動方法を変更しました
・起動スクリプトの -c オプションを廃止し、-p オプションで設定ファイル、-l オプションで識別名を指定することになりました。
・構成ファイル (旧 config.json ファイル) の格納場所が変更可能になりました。設定ファイルの credentialFile で指定します。
・conf ディレクトリ以下にあったデータファイルおよびパーシストファイルをワークディレクトリ以下に移動しました。ワークディレクトリは設定ファイルの workDirectory で指定します。
・※詳細はインストールマニュアル「付録C. Box ログ収集モジュールの設定ファイル」および「付録L. 起動オプション一覧」をご覧ください

▼ 通信タイムアウトパラメータの追加

・Box サービスとの通信におけるタイムアウトパラメータ (connectionTimeout, socketTimeout) を追加しました。
・ログ収集モジュールの設定項目の詳細については、インストールマニュアル「C.1.collector.properties の設定」をご覧ください。

▼ エラー処理と動作ログ出力の改善

・ログ収集モジュール起動時にバージョン情報の出力を追加しました。以下の様な動作ログが出力されます。

INFO  [main] c.l.b.c.BoxLogCollectMain (BoxLogCollectMain.java:75) - Logstorage Box Pack Ver. 2.2.0

・ログ収集モジュール実行中にエラーが発生した際の終了コードを 1 に統一しました。
・発生したエラーに対して原因が分かりづらい動作ログの出力内容を見直しました。
・1 回の処理中エラーに対して動作ログに多数の ERROR が出力されることを抑制しました。

▼ バージョンアップのバックアップディレクトリ変更

・バージョンアップ時に自動的に行なう連携パックのバックアップの保存先を変更しました。
 - 旧: OS の一時ディレクトリ
 - 新: 連携パックインストール先と同階層

▼ 起動スクリプトの実行ディレクトリの統一

・Windows と Linux の起動スクリプトの実行ディレクトリを %LOGST_BOX_HOME%\collector に統一しました。
・なお旧バージョンからバージョンアップをする場合、バージョンアップ後にインストールマニュアル 「F.2. cron の登録」を参考に crontab の設定内容を再設定してください。

▼ バンドル JDK のバージョンアップ

・バンドルされている Java Development Kit を下記にバージョンアップしました。
 - OpenJDK 17.0.15 (build 17.0.15+6) *1
 - 本バージョン以後、本ソフトウェアで利用する JDK バージョンは Java17 となります。
 - 本バージョンより、TLS の ECDH 系の暗号化方式を有効化しました。

■ 本バージョンで修正された不具合:

▼ イベントソースが空のイベントによりログが収集できなくなる問題

▼ HTTP ステータスコードエラー時にリトライ処理が動作しない問題

(*1)Eclipse Adoptium コミュニティが提供する下記ソフトウェアを指します。
Java SE Development Kit(JDK)

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