Logstorage Agent Ver. 8.0.0 リリース

■ 新機能

▼ バッチ収集対応

・バッチ実行による非サービス常駐のログ収集に対応しました。

▼ 監視定義単位のログソース指定対応

・監視定義単位で収集ログに任意のログソース[IPアドレス]を指定できるようになりました。

■ 修正・変更点

▼ バンドルJDKのバージョンアップ

・バンドルされているJava Development Kitを下記にバージョンアップしました。
 - OpenJDK 17.0.13 (build 17.0.13+11) *1
 - 本バージョン以後、本ソフトウェアで利用するJDKバージョンはJava17となります。

・Java非同梱のパッケージをご利用の際は、OpenJDK 8, 17 を導入してください。

▼ LLTP確認待ちファイル蓄積ログ量の上限見直し

・LLTP確認待ちファイルに蓄積するログ量の上限を件数からファイルサイズで制限するように見直しました。
これに伴い、ログサイズが大きい場合に、OOMEになっていた問題を抑止することが可能です。

▼ 同一ファイル判定機能の見直し

・ログファイルのログ収集にある同一ファイル判定機能が、ヘッダスキップなどを考慮し、ログ内容から判定を開始する仕様に見直しました。これに伴い、ヘッダサイズが同一ファイル判定サイズを超過する場合に、正常に判定処理が機能しなかった問題を抑止することが可能です。

▼ Windowsイベントログ収集性能改善

・Windowsイベントログの取得処理を改善することで収集性能が向上しました。収集性能の向上は、どのような環境でも見込めますが、マシンスペックなど環境要因により、 顕著な改善が見られない可能性があります。

▼ ディレクトリパスの空白の許容

・Agentで指定するディレクトリパスに対して、半角スペース文字を許容しました。
これに伴い、Windowsの"Program Files(x86)"にAgentをインストールすることが可能になりました。

▼ 収集プロセス稼働条件の見直し

・サービス常駐時は、管理プロセスは常時起動しますが、収集プロセスは必要に応じて停止するように見直しました。

▼ サービス起動条件の見直し

・サービスの自動起動時に、Agent起動に必要なサービスが起動してからAgentサービスを起動するように明示的に指定しました。

▼ Windows向け起動スクリプトの動作見直し

・Windows向け起動スクリプト(logst-agent.bat)をWindowsサービスを操作する動作に仕様を見直しました。
・今後、Windowsサービスを介さずにAgentでログ収集を行いたい場合は、「(AJ-800-N01) バッチ収集対応」をご利用ください。

▼ Windowsサービス名の登録できる文字列を制限

・install.batにてWindowsサービス名をデォルト[LogstorageAgent]から変更する際に、設定できる文字列に制限を設けました。
・制限された文字列はインストールマニュアルをご参照ください。

▼ Agentチュートリアル 及び マイグレーション手順書の提供廃止

・Agentチュートリアル 及び マイグレーション手順書 *2の提供を本バージョンから終了とさせていただきます。

■ 本バージョンで修正された不具合

▼ 特定の条件化にて並列マーカーで監視していたファイルの削除後に再利用されるとログが欠損する問題

▼ 予約語で始まる監視定義IDを指定するとログが欠損する問題

▼ BOM、ヘッダのみのファイルが複数あると誤ったファイル追跡をしてログが欠損する問題

▼ 最終行の行末判定 及び ブロックログ の設定パターンによってログ途中に改行を追加する問題

▼ 並列マーカーによる監視時にログの書き込みがないとリアルタイム収集されない問題

▼ 特定サイズのログを収集する際に収集性能が劣化する問題

▼ 監視定義IDに"[]"を含めると起動できない問題

▼ Windowsサービス名をデフォルトから変更するとログソースコントローラのログ取得にて正常にログが取得できない問題

▼ 標準エラーが出力されない問題

[*1] Eclipse Adoptium コミュニティが提供する下記ソフトウェアを指します。
Java SE Development Kit(JDK)

[*2] .NET版Agentの設定を引き継ぎ、Java版Agentへ移行する手順書を指します。

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