Oracle Database ログの活用
Logstorageが直接、Oracle Database から監査ログを収集する場合、Logstorage SBTプログラムを Oracle Database サーバに導入します。Logstorage SBTはOracleの監査ログをLogstorageに自動転送するプログラムで、WindowsタスクやUNIXのcronに設定して1時間~1日毎に実行させます。常駐型のエージェントではありませんので、Oracle Databaseサーバに与える負荷は殆どありません。Oracle Databaseから監査ログを取得する場合、「AUDIT_TRAIL」の設定を行います。(AUDIT_TRAILの詳細については、Oracle Databaseのマニュアルをご覧下さい)「AUDIT_TRAIL」には下記5つの設定があり(Oracle 10g R2以降)、それぞれログの出力のされ方や、出力項目が異なります。
・OS・XML・XML, extended・DB・DB, extended
上記のうち、「DB」「DB, extended」は文字通りOracle Database上(SYS.AUD$表)にログを記録するもので、Oracle Database のパフォーマンス低下が生じやすく、推奨されません。それに対し、「OS」「XML」「XML, extended」はテキストログや、Windowsの場合はイベントログに出力されるため、相対的にOracle Databaseのパフォーマンス低下が生じにくいとされており、Logstorage で Oracle Database の監査ログを取得する際は、こちらを指定します。
Oracle監査ログ
Oracle監査ログの項目 (Oracle 10g R2以降)
画面例
標準集計画面例
検索結果画面例
対応製品
・Oracle Database 10g R2・Oracle Database 11g・Oracle Database 11g R2・Oracle Database 12c R1・Oracle Database 12c R2・Oracle Database 18c・Oracle Database 19c※AUDIT_TRAIL設定は「XML」「XML, extended」のいずれかをお客様に設定いただきます。
データベース監査ログ取得ツールとの連携
Logstorageは、多くのデータベース監査ログ取得ツールとも連携しています。Logstorageで直接監査ログを取得するのではなく、これらのツールを併用する事により、様々な種類のデータベース(Oracle, SQL Server, Sybase, MySQL その他)の監査ログの取得・設定が容易になる他、ツールの方式によっては、データベースサーバに対する影響を極めて小さくしてログを収集する事が可能になります。各製品の詳細については、下記製品名のリンク先のページより、各メーカー様・販売店様にお問合せ下さい。
SSDB監査:https://logstorage.com/alliance/ssdb/PISO:https://logstorage.com/alliance/piso/